塗装面に写りこむ歩行者の検出に関する一検討


          

刊名:電子情報通信学会技術研究報告
作者:大山黎(神奈川工科大学大学院工学研究科電気電子工学専攻)
高取祐介(神奈川工科大学大学院工学研究科電気電子工学専攻)
刊号:734D0133-44/I
ISSN:0913-5685
出版年:2024
年卷期:2024, vol.124, no.283
页码:175-180
总页数:6
分类号:TN91
关键词:ITS見通し外障害物位置推定歩行者検出深層学習
参考中译:
语种:jpn
文摘:本稿では,車両からの見通し外に位置する歩行者を他車両側面などの塗装された反射面に写りこむ人物画像をもとに深層学習による物体検出によって検出する手法を検討している.塗装面反射画像に対し,人物を直接撮影した画像を学習した既存の汎用物体検出モデルを適用したが,検出精度が不十分であったため,塗装面反射画像を学習させるモデルを構築している.塗装面に反射した画像を学習したが,データのバリエーションが不足していたことと塗装色に応じた学習モデルの構築が精度向上に必要であることがわかった.そのため,直接撮影した人物画像をもとに反射面に映る人物画像を模した画像を生成及び学習モデルを構築し,実際の塗装反射面画像を用いて評価した.生成した計2000枚の画像で構築した学習モデルを評価した結果,90%の精度で人物を検出することができた.これは塗装反射面に映りこむ対象に対して,加工した画像(疑似塗装反射画像)の学習モデルは有効であることを示している.