匿名性を有する閾値署名の改良


          

刊名:電子情報通信学会技術研究報告
作者:猪本卓也(大阪大学工学研究科)
宮地充子(大阪大学工学研究科)
刊号:734D0133-44
ISSN:0913-5685
出版年:2019
年卷期:2019, vol.119, no.475
页码:51-58
总页数:8
分类号:TN91
关键词:デジタル署名閾値署名順序関係
参考中译:
语种:jpn
文摘:インターネットなどを通じて,離れた場所でも情報をやり取りできる今日において,その情報が送信者本人から送られてきたものか,正しい情報が送られてきたかを判断することは非常に重要である.デジタル署名はそのような判断に必要な技術であり,多重署名はその一種である.多重署名は,複数人でデータを回覧したりする際に用いられ,各々がデータに署名し,複数人で1つの署名を完成させる.閾値署名はこの多重署名の1つで,署名に関する情報を分割し,複数人に分散させる.署名復元に人数の下限を設けることで,それに満たない人数では署名が生成できない.また,誰が署名に参加したかを秘匿する特徴を持つ.仮想通貨の台頭など,閾値署名への需要は大きいが,一方で,順序関係を持った集団への適用が難しい等の欠点がある.これらの欠点を改善する閾値署名の方式について提案する.