悪いことを“する”コミュニケーションロボットの開発


          

刊名:電子情報通信学会技術研究報告
作者:東隆太郎(関西学院大学大学院理工学研究科)
大西奏太郎(関西学院大学理工学部)
福森聡(関西学院大学理工学部)
青柳西蔵(東洋大学情報連携学部)
山本倫也(関西学院大学理工学部)
刊号:734D0133-52
ISSN:0913-5685
出版年:2019
年卷期:2019, vol.119, no.39
页码:79-80
总页数:2
分类号:G20
语种:jpn
文摘:近年,技術の発達とともにコミュニケーションロボットの家庭への普及が進んでいる.コミュニケーションロボットが人と接するとき,ロボットには良いふるまいをさせることが一般的である.一方で,人同士の場合は相手にいたずらをするといった悪いふるまいがありえるが,悪いことをするロボットはほとんど存在せず,研究も少ない.千鳥らは,好感を与える要素のみではコミュニケーションロボットとして不十分だと指摘している国.この指摘は,コミュニケーションロボットが悪いことをすることが今後必要なことを示唆していると考えられる.本研究ではロボットが人に対して悪い振る舞いをしたとき,ロボット自体が悪いことをしたと感じるか調査を行う.なぜなら,人が人に悪いことをしたとき人に主体を感じることは明らかだが,ロボットの場合は開発者が悪いことをさせていると思われうるからである.そこで,本研究ではロボットが悪いことをしたとき,ロボットにある種の意図を感じるか,人とロボットに実際にコミュニケーションさせて明らかにする.