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欧米における小型モジュラー炉の開発状況
     
  
  
刊名:
電機
作者:
村上健太
(長岡技術科学大学大学院)
堀尾健太
(一般財団法人電力中央研究所社会経済研究所)
竹田敏
(大阪大学大学院)
戸崎洋史
(公益財団法人日本国際問題研究所 軍縮·不拡散促進センター)
刊号:
732D0056
ISSN:
0285-5151
出版年:
2018
年卷期:
2018
页码:
87-90
总页数:
4
分类号:
TM3
语种:
jpn
文摘:
原子力利用国の中では、経済性や安全性、信頼性等の向上を目指して、革新的な原子炉の開発が継続されている。過去には、第4世代炉(GenIV)と呼ばれる非軽水炉の開発が主であったが、近年、欧米の原子力産業界を中心に小型モジュラー炉(SMR)への関心が高まっている。原子力分野の主要な国際会議の場でSMRのセッションが設けられ、さらにはSMRに特化した会議が開催されるなど、「SMRブーム」が生じている。SMRは、一般的に概ね300MW以下の電気出力で、工場において大部分を建設できるように設計された原子炉であり、コストや工期の低減、送電系統の弱い国·地域への適応などのメリットがうたわれており、新たな原子力利用のブレイクスルーとなるものと期待されている。しかしながら、その研究開発や導入計画については情報が断片的であり、全体状況の把握·整理がされているとは言いがたい。本稿では、米国、カナダおよび英国で研究開発が推進あるいは計画されているSMRに関して、その開発·導入にかかる動向を概観することとしたい。なお本稿は、一般社団法人日本電機工業会(JEMA)原子力国際化対応特別委員会から公益財団法人日本国際問題研究所軍縮·不拡散促進センターに委託された調査研究事業(2017年度)に基づくものである。
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