容量アレーDACを用いた2次プレディクティブADC


          

刊名:電気学会論文誌
作者:米川陸(青山学院大学大学院理工学研究科)
稲垣雄志(青山学院大学大学院理工学研究科)
井岡恵理(青山学院大学大学院理工学研究科)
高瀬恭英((株)村田製作所)
松谷康之(青山学院大学大学院理工学研究科)
刊号:730D0087-C
ISSN:0385-4221
出版年:2018
年卷期:2018, vol.138, no.1
页码:29-36
总页数:8
分类号:TN91; TM
关键词:プレディクティブADCアンプレス容量アレーDACDEM
参考中译:
语种:jpn
文摘:MEMS素子は容量性素子であるため,内部電荷の充放電により出力電圧が変化してしまう。このため,後段のADC等のフロントエンド回路は高入力インピーダンス特性が要求される。この場合,MEMS素子とフロントエンド回路の間に,MOS トランジスタのゲートを入力とした,高入力インピーダンスバッファAMPが必要となる。この増幅器には低雑音,広ダイナミックレンジ,高線形性,高スルーレート特性が要求される。しかし近年CMOSプロセスの微細化に伴い,LSI の低電圧動作が求められており,前述の要求特性を実現することは難しい。本論文では容量アレー荷重回路を入力回路とLMEMS素子との間で電荷の再分布のみを行い,電荷の充放電を行わない高入力インピーダンス2次予測変換型ADC(プレディクティブADC)を提案する。本提案回路を用いるとバッファAMPを不要とすることができる。初めにアナログ増幅器を必要としない1次予測変換型ADC(1次プレディクティブADC)を解説し,その後提案する2次プレディクティブADCを説明する。