配電系統分散電圧制御における系統構成変化および電圧制御機器群の無駄動作への対応


          

刊名:電気学会論文誌
作者:造賀芳文(広島大学大学院工学研究科)
細田尚吾(広島大学大学院工学研究科)
渡辺雅浩((株)日立製作所日立研究所)
久留島智博(広島大学大学院工学研究科)
A. Bedawy Khalifa Hussien(広島大学大学院工学研究科)
Adelhard B. Rehiara(広島大学大学院工学研究科)
佐々木豊(広島大学大学院工学研究科)
餘利野直人(広島大学大学院工学研究科)
刊号:730D0087-B
ISSN:0385-4213
出版年:2018
年卷期:2018, vol.138, no.1
页码:14-22
总页数:9
分类号:TM7
关键词:電圧制御自律分散制御マルチエージェントシステム分散電源
参考中译:
语种:jpn
文摘:近年,地球温暖化に代表される環境問題,電力事業の自由化等を背景として再生可能エネルギーを利用した分散電源の大量導入が進みつつある。大幅かつ急峻な電圧変動の発生が懸念されており,このような現象は電力品質に悪影響を与える可能性がある。この電圧問題に対し,タップの切換により,電圧を制御する負荷時タップ切換変圧器(LRT:Load Ratio Control Transformer),自動電圧調整器(SVR:Step Voltage Regulator)や自動タップ切換器付柱上変圧器などの負荷時タップ制御変圧器(OLTC:On-Load Tap Changing Transformer)を利用した電圧制御の研究がなされている。また,系統連系インバータを利用した無効電力制御法や系統連系インバータとタップ制御変圧器との協調電圧制御手法,開閉器を利用した電圧制御手法などが提案されている。一般に,タップ制御に対する要求は,非制御母線の電圧維持と切り替え頻度の低減であり,トレードオフの関係にある。つまり,電圧維持に重点を置けばタップの切換回数が増加し,切換回数を低減させるためには電圧の質を低下せざるを得ない。また,最適でない制御では両者が悪化する。