最大出力許容集合の内側近似を用いた拘束系の制御


          

刊名:システム/制御/情報
作者:太田有三(神戸大学 大学院システム情報学研究科)
関雄樹(神戸大学 大学院システム情報学研究科)
郭昊(神戸大学 大学院システム情報学研究科)
増淵泉(神戸大学 大学院システム情報学研究科)
刊号:737D0053
ISSN:0916-1600
出版年:2011
年卷期:2011, vol.55, no.10
页码:255-257
总页数:3
分类号:TP13
语种:jpn
文摘:状態や入力や出力への拘束を考慮した制御系に関する研究が盛んに行われている(文献[1-3]およびその参考文献を参照されたい).これらの研究において,最大出力許容集合が重要な役割を果たしている.本速報では,リファレンスガバナを用いた制御系の実装を考える.ここで問題になるのは,最大出力許容集合自体のデータ数が大きすぎて計算が間に合わない場合があることである.そのような場合に対応するために最大出力許容集合の内側近似を用いることを考え,計算量の低減と制御性能の悪化の防止を両立する一つの方法を示す.記号:R~mはn次元ベクトル空間を示す.x,y∈R~nに対して,x≧y,x>yなどは要素ごとの不等号を示す.非負整数N_1,N_2に対して,[N_1…N_2]は,集合{N_1,N_1+1,…,N_2}を示す.